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ケムニッツプログラム
循環器系疾患は初期の壊血病
これは私が新しい自著のタイトルを「なぜ動物は心臓発作を起こさず、人間は起こすのか」と名付けた理由でもあります。これに対する解答は、文字通りあなた方やその身近な人たち全てに関わるものです。この生命を救うインフォメーションをぜひとも広めて頂きたいと思います。
「なぜ動物が心臓発作を起こさないのか」は「循環器系疾患は初期の壊血病である」という言葉によって要約できます。左欄は、動物の血管壁がコラーゲンやエラスチンといった分子でいかに上手く安定化されているかを示しています。ビタミンCが沢山あればあるほど血管壁はより安定し、抵抗力を持つようになります。右欄はこれとは正反対の例で、一般に「船乗りの病気」と言われる壊血病です。何世紀も以前の船乗り達は、長い航海の間、往々にして体の内外からの大量出血を起こして僅か数ヶ月の内に命を落としていました。それは人体内でビタミンCが生産されず、摂取する食物には殆どビタミン類が含まれていなかったからです。
真中が循環器系疾患の原因です。私達は日々の食事から少量のビタミン類を摂取していますから、壊血病そのものには罹りません。しかし、その食事からのビタミン摂取量は、ビタミンCを生産する動物の場合と比べて、血管壁を安定させるほど十分ではないのです。そのため数十年にわたって無数の微細な亀裂や病巣が血管の内表面に形成されます。そして血管の内表面がもろくなると、コレステロールやリポ蛋白aのような付着性の修復物質が血管壁に入り込みます。
したがって、血管壁へのコレステロール沈着じたいは循環器系疾患の病因というわけではなく、背後にひそむ病態、すなわち「血管壁のビタミン不足」に対する一つの反応であると言えるでしょう。長年にわたってビタミン供給が不足すると、血管の修復が続けられ、恐ろしい動脈硬化を引き起こす沈着物が溜まります。こうした沈着物が心臓の冠状動脈内に溜まると、心臓発作を引き起こすのです。もし、これが脳の血管内に溜まると、脳卒中を起こします。
アルバート・アインシュタインは言いました: 「本当に重要な発見は概ね非常に単純であるため、だれにでも理解できる。」
壊血病、ビタミンC不足、循環器系疾患の間に見られる関連性も例外ではありません。私達は、この療法が動脈硬化性の沈着物の蓄積を防ぐだけでなく、循環器系疾患をバイパス手術や血管再形成手術なしに回復させられることを患者らに実証できたのです。この治療法では、アミノ酸リシンやプロリンが重要な役割を果たします。こうした物質は血管壁にテフロン層を形成し、血管内壁にすでに付着していた脂質性物質を分離させます。今ある沈着性物質が自然に分解されるのです。
年齢30歳にして動脈硬化症
進行した動脈硬化に見られる沈着性物質としては、脂質性物質の他にカルシウム分子も含まれます。このカルシウムが非常に特徴的であるため、この疾患に「動脈硬化症」という名前がついたほどです。私達の臨床研究で実証されているように、このカルシウム分子もまた自然に分解させることができます。カルシウム代謝を最適化するのに一番大事なビタミンは、ビタミンDです。日々の食事にビタミンDが十分に含まれるように、気を付けねばなりません。
30歳の青年の2人に1人は、早くも冠状動脈に初期の動脈硬化の徴候を持っています。この疾患は人知れず長年かかって進行し、何も手を打たなければ遅かれ早かれ心臓発作を招く状態に至ります。私達の目標は、この危険なプロセスをその初期の段階でくい止める自然な療法を開発することでした。動脈硬化をくい止めるのに成功すれば、結局は心臓発作の発症を防ぐことができ、心臓疾患の根絶を達成できることが分かっていたのです。私達が開発した健康プログラムはビタミン類、アミノ酸、ミネラル類、微量元素が含まれており、循環器系疾患に対処する世界でも有数の健康プログラムができました。その後さらに臨床調査が行われ、この療法は数ステップ先まで前進しました。様々な段階の冠状動脈性の心臓疾患を持っている患者55人を対象に臨床調査を実施し、このビタミンプログラムの効果を試したのです。冠状動脈への沈着物の状況を測定するには、世界最先端の診断技術である超高速コンピュータトモグラフィー(いわゆる心臓のマンモグラフィ)を使用しました。
コンピュータが自動的にその部位を拡大し、動脈内の沈着物の規模と密度を測定します。このデータから冠状動脈の動脈硬化ファクタが得られるわけです。この動脈硬化ファクタが大きいほど、冠状動脈疾患が進行していることになります。この療法が全ての人類の健康に及ぼす重要な影響を考えて、私は新著「なぜ動物は心臓発作を起こさず、人間は起こすのか」の中で、この研究について述べました。この研究結果から得られた最も重要な内容は次の通りです:
まず、ビタミン療法をしなかった冠状動脈疾患患者で動脈硬化性の沈着物がどれほど速く形成されるかに関して評価を行いました。その結果、1年あたりの沈着物の増大は平均44%でした。つまりビタミン療法をしなかった場合、沈着物は加速的なスピードで形成されていき、年々その前年の規模の半分近い量だけ増加していくのです。冠状動脈の動脈硬化を治療せずに放置すると、徐々にではなく加速的に心臓発作へ近づいて行きます。冠状動脈の動脈硬化の成長速度が実際に測定されたのは、これが初めてでした。
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