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それは、このガリレオ・ガリレイの生涯と共に変わったのでした。ガリレオが1654年に生まれた時、太陽は地球の周りを回っていました。そして彼の死後、状況は逆転していました。地球が太陽の回りを回るようになったのです。もちろん、惑星が彼の生涯の間にその軌道を変えたわけではありません。変わったのは人類の宇宙に対する見方でした。ガリレオ・ガリレイのこの発見によって、科学における中世は終わりを告げ、今日私達が知る近代が生まれたのです。
では、この画期的な発見はすぐに受け入れられたでしょうか? もちろん違います。ガリレオはその生涯にわたり、同時代の人々の反駁を受け、ローマ教会は彼を異端として破門しました。それから400年も経っていない今日、アメリカの宇宙船ボイジャーは太陽系全体を探索しました。ガリレオが発見したことは全て確認されたのです。ボイジャーは私達の太陽系をあとにして宇宙の暗闇へと去っていく時、一度だけ振り返って私達の太陽系と地球を写した素晴らしい画像を送って来ました。私達人類とその宇宙における役割について独自の視点をもたらすこの様な写真が撮られたのは、初めてのことでした。そこでは地球という惑星は、ほんの小さな一点だったです。 新しいものの見方は宇宙についてだけには限られません。中でも特に重要なのは薬に対する見方です。薬は何百万もの人々の命に直接影響するのですから。 健康と生命のための大きな挑戦
ペスト、コレラ、天然痘など、歴史の中で人類を危機に陥れた疫病は数多くありました。今から400年前のヨーロッパでは、その人口の3分の1が疫病の犠牲となりました。こうした疫病の原因について当時の人々は良く知っていました。彼らにとって「疫病は人類の罪に対する天罰」だったのです。 100年前、全てが変わりました。フランスの化学者ルイ・パスツールが、伝染病は天罰ではなくバクテリアなどの微生物によって引き起こされることを発見したのです。パスツールのこの発見は、ワクチンや抗生剤が生まれる端緒となりました。この重要な発見はすぐに受け入れられたでしょうか? もちろん違います。同時代の人々や医学界はパスツールが医者でなく化学者であったために、彼を攻撃しました。致命的な天然痘を予防するために牛痘ワクチンが最初に使用された時、この処置はおおっぴらに嘲笑されました。19世紀の風刺画には、今しも牛痘ワクチンを受けて命びろいした人々の体が牛になって行く様子が描かれています。 哲学者アルトゥール・ショーペンハウアーはこの様に言いました: 「新たな思想と新たな真実は3つの段階を経て進む。まず最初はあざけられる。次は激しく反駁される。そして最後に自明の理として受け入れられるのである。」 一般の人々が前進の力
次に述べることは大切なので理解して頂きたいと思います: それは、パスツールの発見を受け入れたのは学会関係者ではなく、ワクチンによって自分や子供達の生命を救えることに気付いた「あなた方のような」一般の人々だったという事実です。彼らは古いドグマには頓着しませんでした。あなた方のような一般の人々が医学の世界から中世を一掃したのです。世界保健機構が公けに天然痘絶滅宣言を出したのは、それからわずか100年後です。 20世紀には心臓発作・脳卒中・その他の循環器系の疾患が、主な死因として感染症に取って代わりました。全ての先進工業国では、循環器系疾患がかって疫病が占めていた比率にまで達しています。現在、男女2人に1人がこの種の疾患を患っており、その勢いはさらに世界中に広まりつつあります。しかし、さらに驚くべきは、この地球上で行われた最大の調査によって、「心臓病や脳卒中は本来の意味での病気ではない」ことが疑う余地なく証明されているということです。こうした疾患は、むしろ長期にわたるビタミン不足の直接的結果であり、予防可能なのです。この史上最大の調査を実施したのは、自然自身にほかなりません。この調査は何千世代にもわたり無数の被験者を対象として行われたのです。その中で調査対象となった一つの集団は、地上に生きる生物全ての99.9%を占める動物界全体でした。そもそも動物は血管壁を安定させる大量のビタミンCを体内で生産できるため、心臓発作は起こさないのです。そして2番目の巨大被験者集団が60億人という現在の人類全体です。人類の場合、自分の体内でビタミンCを生産できず、食生活から十分なビタミンを殆ど摂取していないため、心臓発作や脳卒中がはびこっています。 しかし、この調査にまつわる一番意外な点は何と言っても、その事実を知っている人が殆どいないということでしょう。もう、この地球規模の調査結果が世界中に広まっても良い頃だとは思いませんか? この発見は、「地球が太陽の回りを回っている」と告げた400年前の発見よりも、人々にとって遙かに切実な問題だと思いませんか? -- 次へ Page Tools:What's New:
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